4-1.住宅ローンの事前審査
住宅ローンの事前審査とは、住宅ローンに正式に申し込む前に、申込者の信用情報や返済能力等を最小限の情報から短期間で判断する審査のことです。
物件の売買契約等を結ぶ前に申し込めるため、「住宅ローンを組めるかどうか」や「どのくらい借りることができるか」を契約前に確認することができます。
事前審査の申込は、購入する物件が決まった段階で行われるのが一般的です。
審査には、物件価格や借入希望金額、返済期間、担保となる物件の情報等が必要になります。
事前審査は申込者の収入や資産に対して、その物件を購入することに無理がないか、きちんと返済できるのか、といった申込者本人の信用や返済能力等に応じて判断されます。
また、事前審査を申し込む際には、金融機関が個人信用情報機関に照会して申込者の借入や返済の状況等を確認することや、住宅ローンの申込情報が個人信用情報機関に登録されることへの同意が求められます。
事前審査にかかる期間は、早ければ即日。遅くても1週間で結果が通知されます。
事前審査に通過したとなれば、正式な住宅ローンの申込手続きに進むことができます。
4-2.購入の申し込みや契約
中古マンションは、先着申し込みとなるため、先に申込をしておいたほうが優先されます。
しかも、申し込み後にキャンセルしても金銭的なペナルティはありません。
一般的には、申し込みすることで購入の意思を示し、価格交渉を始めるケースが見受けられます。
人気の物件での価格交渉は厳しいですが、売り出してから半年以上経過している場合は、100万円以上の割引交渉も可能になる場合があります。
また、申し込みの際に、物件の引き渡し日を指定することがあります。
住宅ローンやリフォームのことも考えると、2か月程度は余裕をみておいてください。